槻之屋(つきのや)ヒーリングは木次町の中心地から南東に車で約20分ほどの中山間地域にある農事組合法人です。米や野菜などの栽培、お米の年間契約のほか、景観保全などの地域貢献事業を行っております。
稲作の取り組み
経営面積(平成 17 年度)
水稲作付面積 : 15.6 ha
水稲作業受託面積 : (共同利用の場合は機械利用面積)
育苗 耕起・代掻き 田植え 防除 収穫 乾燥・調製
850 箱 3.0 ha 2.7 ha - ha 5.0 ha 12.5 ha


特記事項
組合員の水田は全て法人が利用権設定しているほか、地区外の水稲作業も受託している。
肥料は全て有機質肥料を用い、農薬も種子消毒、育苗箱施薬、本田除草剤 1 回に抑えた減農薬栽培『奥出雲癒し米』に取り組んでいる。
米は、いったん JA へ出荷した後買い戻し、独自ルートで直販している。
その他の取り組み
育苗ハウスを活用した野菜や花の栽培、苗生産やキノコ栽培にも取り組んでいる。
野菜や花の販売は、 直売所へ出荷している。また、特に花苗は中山間地域直接支払い制度を活用して集落振興で取り組んでいる環境美化活動へ供給している。

癒しと水がテーマ
法人の登記は平成 10 年 3 月 26 日に行っていますが、それ以前から、田んぼに活性化コンクリートを入れ、水を活性化させて作る方法を実施していました。
ヒーリングは日本語に訳すと「癒し」という意味です。


低農薬栽培
カメムシの予防農薬は散布しない方針なので、徹底して草刈を行います。
組合員に動員を掛けても暑くて大変なので、16 年度は、大原郡森林組合に草刈は作業委託をし、6 月初旬、7 月中旬に行いました。
除草剤は初期一発剤一回のみとしています。

野菜の減農薬栽培を行う場合、周りに草があったら必ず虫が侵入してくるので、冬期に草を撤去して春からバーナーで枯れ草を焼き、ハウスの回りの草を生やさないようにします。
ハウスの中も草が小さいうちに、バーナーで焼却処理してしまいます。
その場になって無農薬栽培を行うことは不可能で、前年からコツコツと小さなところから注意してい手がける必要があります。
そして苗の丈夫なものを育て、一気に栽培して虫がつく前に逃げ切ってしまいます。
野菜、水稲ともにエコファーマーの認定を受けました。


お客様との交流
お米を送る際に原則的に一品農産物をプレゼントしています。